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不動産買取の査定はどんな流れで進む?売却前に知っておきたいポイントを紹介

不動産買取・売却ノウハウ

大名 充

筆者 大名 充

不動産キャリア27年

京都府宇治市で27年間にわたり地域に根差して活動してきた実績をもとに、地元ならではの信頼とネットワークを活かした情報提供を行います。
取引実績1,600件・現地調査1,500件の経験を活かしてお客様に合わせたご提案をさせていただきます。
相談したいことがあればいつでもご相談ください!!


不動産を売却しようと考え始めたとき、「どのような流れで手続きを進めれば良いのか」「何を準備すればスムーズに進むのか」など、不安や疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。本記事では、不動産買取における査定の流れや事前準備、そして実際の売却手続きに至るまで、一つひとつ分かりやすく解説します。安心して一歩を踏み出せるよう、具体的なサポート内容についてもご紹介しますので、ぜひご一読ください。

買取を検討する前に知っておくべき準備内容

不動産を買取で売却する前に、安心して手続きを進めるために必要な準備をしっかりしておきましょう。

準備項目 概要 ポイント
売却相場の把握 仲介の売却相場を調べて、買取価格が相場の7~8割程度か確認 REINSなどのデータベースや買取実績、相場サイトから情報収集
必要書類の事前準備 権利証、印鑑証明、固定資産税関係、測量図や建築関連書類など 物件種別に応じて整理。無くても進められる場合もありますが、用意しておくと安心
当社のサポート内容確認 必要書類の手続き支援や相場の説明などの準備サポートをご提供 わかりやすい説明と、初めての方への手厚いフォローが可能です

売却相場については、仲介価格と比べて買取価格が大幅に低くないかを見極めることが大切です。一般に市場価格の7~8割程度が買取価格の目安となります(市場相場の情報源として、全国の取引データベースなどをご活用ください)。

必要書類は、不動産の種類によって異なります。以下は代表的な書類の例です:

  • 共通:登記済権利証または登記識別情報通知、印鑑証明(発行から3か月以内)、固定資産税評価証明書、最新の固定資産税・都市計画税納税通知書、本人確認書類
  • 土地・戸建て:測量図、境界確認書、建築確認済証・検査済証、設計図面など
  • マンション:分譲時パンフレット、管理規約、管理費・修繕積立金の確認書など

これらの書類が揃っていると、スムーズに査定や手続きが進みます。測量図などが手元にない場合でも、買取に応じてくれるケースもございます。

当社では、上記のような書類準備や相場確認の方法について、丁寧にご説明しながらサポートいたします。はじめての方にもわかりやすいご案内を心がけております。

買取査定依頼から査定結果受領までの流れ

不動産買取を依頼する際、一般的には次のような順序で進みます。まず、買取対応が可能な弊社のような不動産会社に査定を依頼します。机上査定(簡易査定)と訪問査定の二つの方法があり、
・机上査定は、住所や面積、築年数などの基本情報をもとに数日以内で概算査定額が分かります 。
・訪問査定は、担当者が現地を確認し、建物や設備の状態、周辺環境などを現場で評価するため、より正確な査定額を提示してもらえます 。

以下の表は、依頼から査定結果受領までのおおまかな流れをまとめたものです。

ステップ内容目安の期間
1.査定依頼問い合わせフォームや電話で買取査定依頼を送信即時〜数日
2.机上査定基本データをもとに概算査定額が提示される1〜数日程度
3.訪問査定の実施担当者が現地確認し、正確な査定額算定当日〜1時間程度の訪問
4.査定結果受領査定書の受領・査定額の説明を受ける訪問後、概ね1週間程度

査定結果が届いた後は、査定額のみならず、その根拠にも注意を払うことが重要です。例えば、面積単価や流通比率などの算定基準が記載されているか、提示されている額が妥当かどうかを確認するようにしてください 。

査定結果を受領した際、特に注意したいのは次の点です。査定額が市場相場より極端に高い場合や、安すぎる場合には、その理由を詳しく確認することが大切です。また、売却を急ぐことで相場より安い買取価格に応じてしまうリスクもあるため、慎重に検討しましょう 。

弊社では査定結果をきちんとご説明し、査定額の理由やスケジュールの調整なども丁寧にサポートしております。お気軽にご相談ください。

③ 査定結果をもとに売却条件をすり合わせるポイント

査定結果を受け取った後は、価格だけでなく契約条件についても丁寧に確認し、買主である当社との条件調整を進めることが大切です。 まず、査定額は売買価格ではなくあくまで参考値であることを理解しておきましょう。不動産の査定額とは、「おおむね数か月以内に売れるであろう価格」の予想にすぎず、最終的な売却価格は売主様と買主の話し合いで決まります 。 また、査定額の背後にはどういった根拠(取引事例比較法・原価法・収益還元法など)があるかを確認することが重要です 。 さらに、査定結果に付随する契約条件にも着目していただくと安心です。たとえば、「引き渡し時期」「瑕疵(かし)責任の範囲」「設備の状況や免責内容」など、契約内容によって実質的な評価や金額の価値が変わることがあります。

確認項目具体的な内容当社サポート内容
査定額の根拠どの方法で算出されたか、取引事例等の根拠内容丁寧に説明し、納得いただけるまでご相談対応します
引き渡し時期売主様のご都合に合わせた引き渡し可能時期柔軟に調整いたしますので遠慮なくご相談ください
免責・設備条件設備の不具合がある場合の対応や免責範囲条件に応じた対応方法をご提案し、不安を軽減します

査定結果をもとに価格と契約条件を総合的に調整することで、安心できる契約締結につながります。当社では査定結果の内容に応じ、ご希望に沿った柔軟な調整や手続きのサポートをいたしますので、いつでもお気軽にお問い合わせください。

:決済・引き渡しから確定申告までの流れと留意点

不動産買取における決済から所有権の引き渡し、さらには税務処理までの流れを、わかりやすくご説明します。安心してご依頼いただけるよう、当社が支援できる内容も併せてご紹介します。

まず、決済・引き渡しの当日には、買主から残代金を受け取り、所有権移転に向けた登記の抹消や所有権移転登記手続き、鍵の引き渡しなどを行います。固定資産税の精算も同時に進めます。これにより、売買契約が正式に完了します。引き渡し時には金銭の受領や書類の確認を丁寧に行うことが重要です。

次に、譲渡所得が発生する場合には、翌年の確定申告時期(おおむね2月16日から3月15日)に申告の手続きが必要です。不動産売却による利益、いわゆる譲渡所得は、「譲渡価額-(取得費+譲渡費用)」で算出されます。居住用財産の場合には「三千万円の特別控除」や「長期所有の軽減税率」などの特例を活用できる場合もあり、適用することで税負担を大幅に軽減できることがあります。

項目内容当社の対応
決済・引き渡し残代金受領、登記手続き、鍵引き渡し、税金精算必要書類の事前準備と当日の進行サポート
確定申告要否譲渡所得が出た場合、翌年に申告控除・特例の確認と必要書類のご案内
申告期限翌年2月16日~3月15日申告期限までのスケジュール管理サポート

確定申告には、譲渡所得の内訳書や確定申告書(第一表・第二表・第三表)、売買契約書・取得時の領収書・登記事項証明書など、複数の書類が必要です。不備や申告漏れがあると、無申告加算税や延滞税が課されるおそれがあります。当社では必要書類のチェックリストをご用意し、不安なく手続きを進めていただけるよう丁寧に対応いたします。

当社は、決済・引き渡しに伴う手続きや確定申告の流れに関して、段取りから書類準備、申告期限までしっかりと支援いたします。不動産売却後の税務対応に不安のある方も、どうぞお気軽にご相談ください。

まとめ

不動産買取査定の流れは、事前準備から査定依頼、条件確認、契約手続き、そして決済・引き渡しや確定申告まで多岐にわたります。初めて売却を検討される方でも、ひとつひとつの段階を丁寧に理解し進めることで、納得のいく取引を実現できます。ご不明な点やご不安がある場合は、安心してご相談いただける体制を整えております。迷わず一歩踏み出すことで、より良い売却につなげていただけます。



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